罪語りて所在の月を見る
「…………」
えぇぇ、とドン引きな彼らだった。
冷めた視線など構わないと、冬月は自在箒の柄を握りしめて、低い声色を絞り出す。
「ブラコンではない、確かに僕と兄さんは兄弟でも、僕の愛は、好意は、慕い方は恋人に向ける熱愛だ。ブラコンだなんて所詮は兄弟止まり!
馬鹿げている、兄弟で縛るな、このミジンコどもがっ!ブラコンどころか、結婚でもデキ婚でも、周りが認めてくれないならそいつらを切り刻んで捨てるほど、いっそ駆け落ちだってしていいこの愛をっ、想うだけで興奮するこの愛はっ、兄弟愛(ブラコン)という枠組みを超える!兄弟に縛られない愛だ!誰にも侵入不可な僕の兄さんへの愛を、貴様らが知った風な口を聞くな、雑魚どもが!」