罪語りて所在の月を見る
「叩き潰して、捻り潰して、焼却炉にぶちこんでやろう。大人しくしていろ、雑魚が。僕の兄さんへの愛を罵倒したその性根、脳髄絞り出して、ゴキブリのおやつにしてやる……!」
キレキャラ化した冬月を誰も止められやしなかった。阿行が背中で「ネムネム」と合掌し、中途半端にABを気遣っているようだ。……それをするなら「南無南無」だが。
「たたた、タケちゃちゃちゃちゃんんん……」
「ばっ、おす、押すなっ。つうか震えすぎで……、ひぃ」
「刺して、切って。叩いて、殴って。炙って、焼いて。潰して潰して、徹底的に潰して、貴様らの墓をも叩き割ってやるよ……!」
「あの、冬月君。一応、ここは学校で、あんまり暴力的なことは……」