梶山書店物語〈壱〉
毎年毎年、思うけど大人の集まりは苦手だ。

店長は挨拶に忙しいけど私等は暇だから何をする事も無く過ごす。
壇上で偉いさんが喋ってたり何かしてるんだけど毎年、聞いてるようで聞いてないから覚えていない。

支店の人達も来てる筈だけど、まだ来てない。

でも、高そうな食べ物が、タダで食べれる。

「奥村くん、アイス!
黙って帰るなよ」

「毎年、言ってますね」

「食べ物食って来るっす」

「あんま離れんなよ」

そう言ってる店長が毎年、迷子になる。



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