梶山書店物語〈壱〉
「あ…、ごめ…」

気まずい空気が流れる前に逃げろと頭の中で警報が鳴ってる。千尋くんは、あまり気にしてないのか自分の服を匂いを嗅いでいる。

「そっか。独占欲強いんだな」

満足な顔をしてるけど意味がわからない。

「風呂入るか」

「は?…はぁ!?」

抱き抱えられたまま浴室に連れていかれる。
全身に変な汗が一気に出てくる。嫌な予感しかない。

「俺から女の匂いがするから嫌なんだろ?」

「何、言ってんの?」

「…そんな目で見るな」





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