だから、笑わないで。
もう、勝負は目に見えてる。
けどもう遠慮しない。
遠くから憂がみえた。
「…憂」
「あっ、リンくん!」
憂は俺にきづくと小走りで俺のもとへやってきた。
「リンくんっ、今日買い物に行きたいんだけど、何か予定でもある…?」
憂は俺におずおずとでも嬉しそうに聞いてきた。
俺は憂の頭にフワッと手を置くと、大丈夫、といった。
それを聞いた憂は満面の笑顔になっていう。
「よかったぁ…!なら帰りね」
「うん。そっちいくね」
「ありがとう。またね!」
「うん」
憂は長い髪を揺らしながら去っていった。
となりでみていたアイリがいう。
「………お前…分かりやすすぎ」
「は?なにが?」
「憂ちゃんってレンの元カノじゃん。いつから好きだったの?」
「なっ…んで知って…!!」
アイリはしれっとしたかおで当たり前のことのように呟く。