家族☆ごっこ★
放課後 いつものように部活組と挨拶を交わして
玄関に向かっていると

「ここちゃん。」と声がした。

ドキ・・・・


ふり向くと柴田先輩がいた。

「明日 楽しみにしてるからね。」

「え?あのからかうなら他の人にしてもらえますか?」

「からかうとか人聞き悪いな。」

先輩の笑顔もさわやかだけど
光が やめておけっていったんだもん。

「俺はもうそのつもりで予定入れてるからさ
いい?絶対に来てよ。じゃあねここちゃん。」

「あ ちょっと・・・・。」

私の頭をわしづかみにして 
「気をつけて帰るんだよ。」

耳元で囁いた。


「あ・・・柴田……。」

先輩は足早にそのまま体育館に消えた。

茫然としてると 

「尾坂さん・・・・柴田先輩と付き合ってんの?」

慌ててふり向くと公平が立っていた。
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