面倒臭がり屋の恋!?(仮)
「ゴホッ!ゴホッ、ゴホッ――スーハー…っ」
『大丈夫ですか?志葉先輩。』
「ゴホッ…い、けなみ、、、くん…?」
やっと体内に入ってきた酸素にむせていると、背中をさすられた。
どうして、池波くんが、こんなところに――…
『…小島先輩、なにやってるんすか。』
『っ』
池波くんの冷たい声色に、小島が敏感に反応した。
『これ、犯罪ですよ?』
『そんなことは、分かってる…!』
『じゃぁどうしてっ!!』
「っ――」
池波くんが、怒ってる。
滅多に怒らないって有名の、池波くんが。
その彼が、声を荒げて、怒ってる。