告白タイム



「どけ」


「でも、新く…」


「どけっつってんの。後何?人の名前勝手に呼び捨てすんな」


「………っ」




あ、あの…



もう終わりでいいからっ…座らせてっ…



プルプルがガクガクに変わりつつある頃、私の筋肉は一斉に足に集まっていた。




「目障りなの。分かる?分かったんなら、もう散れ」



静かにその新って人から女の子達が去って行く。女の子達の中には、あからさまな恐怖を顔面に張り付けている子もいた。





「……ふん」



カツカツと靴音を鳴らしながら、新って奴はこの教室に入っ…え!?このクラスなの!?




いやでも、今はそんな事に驚愕するよりも……




「………ぅあのっっ!!!」



「……え?」



「もっもうすっ…座っても良いっすかあっっ!?!!」




…私の足は、もう堪えられなくなっていた。




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