生徒会室inカオス
女って怖い。つくづくそう思う。


誰が[イケメンの隣の席GETだぜ!大会]優勝したのかは知らないが、俺の席は何処よ。
優勝者の席と入れ替われと。
あっそう。

…女子の皆サマ、少しぐらい説明してくださいな。
女子のほとんどの皆サマ、立ちながら落ち込んでないで(一部は大喜びしている。)迷ってる俺を助けてくださいな。


クッソゥ、イケメンと平凡男子の違いを今!ここで!しっかりと目の当たりにしたんだぜ!
一度でいいからイケメンになってみたい。
なれないのは分かってる。分かってるけどさぁあ!
扱いが違い過ぎなんだよ!


「滝夜くん、分からない事あったら聞いてね?」
「何でも答えるから!」

「そう?だったらぁ…なんで俺がこんなにかっこいいのか説明してくれよ。全部言えたら、ご褒美やるぜ」


…男子の皆サマ、お口が半開きでございますよ。
女子の皆サマ、悲鳴と褒め言葉言ってないでそろそろ席にお着きくださいな。
低血圧体育教師がやってきますよ。もうすぐ時間なのですよ。


「俺様?!RIKUくん俺様なのっ?!!」


大人しそうな外見からは考えられない高音で叫ぶ級長。
いやいや、級長さんよ。
ナルシストと言いなさい。これ以上イケメンに良い設定作っても「恋愛お断り中」って言われてるんだからさ。
諦めなさいな。


原因の滝夜を見ると、満足そうに頷いてる。
うん、分かった。
こいつはれっきとしたナルシストだ、自分大好き君だ。
残念イケメンはチラッと時計を見て「もうすぐ先生来るんじゃない?早く座りゃー」と女子達に座るよう促した。


だが滝夜は失敗した。
「滝夜くん!方便使うの?!」
「名古屋弁だ、本物だ!」
名古屋弁で女子達が興奮しだした。


なんで方便で興奮するんだよ。
ずるくねぇか?


そんなこと思ってる間に体育教師がクラスに入ってきて、転校生の紹介は一応終わった。

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