幼なじみじゃイヤなんだ。 Before
「だ、大丈夫だよ流瑠。ゲームは私の家でしよう。もう流瑠の部屋には行ったりしないから…」





少し寂しそうにそう言った。


謝ろうと思うのに、なんでだろう今までみたいに素直に言葉も出て来ない。





「うん…わかった」





これを言うのが精一杯。

それなのに桜は嬉しそうに笑う。






「ほ、本当?やったぁ!」







俺はその笑顔に一瞬釘付けになった。


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