泡沫眼角-ウタカタメカド-
固まるファントムを視線で射止めながら、炯斗は手を組んだ。
長話。それを吐かせるか、自分から言ってもらうかはともかく、じっくりと話を聞くつもりであることをファントムに見せつける。
ファントムは我に返り、慌てて炯斗から目をそらすも口を開く気配はない。
出来れば自分から言ってもらうのがよかったが、という意味合いの溜息を深くつくと、炯斗から切り出した。
「いいさ。それなら、俺の中でだいたい組みあがってきた予想を聞いてもらうぜ。
まず、第一の事件。駅前近くで飲み会をしてたのは偶然だとして、アイツが倒れてた場所まで俺が行ったこともぐ・う・ぜ・んだとしよう。そんで、俺は死体を見つけて逃げた」
偶然をやたらと強調すると、鼻息を荒く頬を膨らませてファントムを見つめる炯斗。
本人は飲み会の場所はともかくとして、店を出たことは偶然ではないと思っている。
酔っぱらったからといって外で涼むだなんて、ふつうしないことだ。炯斗は普段しない。
「問題は次の日だ。ことのんやトシオたちに会って、奏兄ちゃんに会った。その時に、トシオはことのんにタブレットをプレゼントし、一人目 オワリってメッセージを見つけた。それをやったのは、お前だろ」
沈黙が続く。
ファントムがまだ口を割るつもりはないようだ。
「じゃあまあいいや。第二の事件だ。吉野さんが死ぬ直前に会ってたのはアンタだろ。そして犯人が吉野さんを殺害、またメッセージ残した。ただ、今回は終わって逃げようとしたところでことのんに見つかった」
『なんでそのことまで! その時お前は眠ってたはずだ!』
言葉を発した瞬間に自分が何を口走ったか気づいて、自分の口元を抑えた。
長話。それを吐かせるか、自分から言ってもらうかはともかく、じっくりと話を聞くつもりであることをファントムに見せつける。
ファントムは我に返り、慌てて炯斗から目をそらすも口を開く気配はない。
出来れば自分から言ってもらうのがよかったが、という意味合いの溜息を深くつくと、炯斗から切り出した。
「いいさ。それなら、俺の中でだいたい組みあがってきた予想を聞いてもらうぜ。
まず、第一の事件。駅前近くで飲み会をしてたのは偶然だとして、アイツが倒れてた場所まで俺が行ったこともぐ・う・ぜ・んだとしよう。そんで、俺は死体を見つけて逃げた」
偶然をやたらと強調すると、鼻息を荒く頬を膨らませてファントムを見つめる炯斗。
本人は飲み会の場所はともかくとして、店を出たことは偶然ではないと思っている。
酔っぱらったからといって外で涼むだなんて、ふつうしないことだ。炯斗は普段しない。
「問題は次の日だ。ことのんやトシオたちに会って、奏兄ちゃんに会った。その時に、トシオはことのんにタブレットをプレゼントし、一人目 オワリってメッセージを見つけた。それをやったのは、お前だろ」
沈黙が続く。
ファントムがまだ口を割るつもりはないようだ。
「じゃあまあいいや。第二の事件だ。吉野さんが死ぬ直前に会ってたのはアンタだろ。そして犯人が吉野さんを殺害、またメッセージ残した。ただ、今回は終わって逃げようとしたところでことのんに見つかった」
『なんでそのことまで! その時お前は眠ってたはずだ!』
言葉を発した瞬間に自分が何を口走ったか気づいて、自分の口元を抑えた。

