永遠の愛
「まーでも元気だったぞ」
「ありがとう。そんなにママに会いに行ってくれたの?」
「んー…って言っても、よく行くのはここ最近だけど。ホスト辞めるまで忙しかったし」
「あー…そっか」
「あ、けど葵ちゃんが毎日のように行ってたぞ。…子供連れて」
…え?
今、何て言った?
「え、誰の?」
「え?」
「だからさっき言ったじゃん」
「あれ?お前聞いてねぇの?葵ちゃんの子供じゃん」
「…は?」
「つかマジ聞いてねぇのかよ。もしかして葵ちゃんともあんま連絡とってなかった?」
「うん。翔よりも全く連絡してなかった」
「マジかよ。俺はてっきり聞いてると思ったけど。今、2歳だけど。あ、もうすぐ3歳か」
「はぁ?嘘でしょ?」
ここぞとばかりの大声を上げてしまった。
私、2年間…いや、妊娠中からして3年近く知らなかったわけ?
マジありえないんだけど。
そりゃあ、連絡とってなかった私も悪いけどさ、教えてくれてもよかったじゃん。
「ま、そー言う事だから」
「つか、もしかして諒ちゃんの子供?」
「あぁ」
驚きってもんをブッ越えて倒れそうな感覚になってしまった。
なんか知った事に眩暈が起きそう…