嘘つきヴァンパイア様



「私達が現在いるこの場所は呉羽様もおっしゃっておりましたように冥界と呼ばれております」


この世界は人間の住む世界。所謂人間界とは近くて遠い次元にあるとレシィは言う。


そしてその次元を天界と呼び、空の空界、大地の地天界、海の深界、闇の冥界とわかれている。


それぞれにはその世界の王が存在しその界に住む神達をまとめていると。


その王の神達と言うのは呉羽のようなバンパイア、狼の血を引き継いだ狼一族、鴉天狗、龍神様と様々。


人間が仏様や天使や観音様など神様とうたう存在とは全く違う神様の存在。



「あの、じゃあ…私達が思っていた神様と事実が異なるのなら死ぬとどうなるの?日本だと、三途の川とか言われていて…」



「私たち、天界に住む者は死ぬと魂が宿る場所にいき幾度となく転生を繰り返します。また、天界の神として生まれかるのです。人間も同じです」


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