嘘つきヴァンパイア様


「涼子様?勘違いをされてるようですが、2度と人間界には帰れません。涼子様は明日より主様の伴侶です」

「…え?」


人間界に2度と帰れない。それは、どういうことだろうか。今回は挨拶という名目でここに来たと思っていた涼子には寝耳に水。


「待って。それは、困る。わたし、まだ学生だし、勉強したい。それに婚約者なだけで、伴侶なんて言われても。あ、結婚しないとかではないけど、明日から伴侶なんて、聞いてない」


「それは当然です。私は言ってございませんので」


「なっ。レシィ!」


もしかして、はめられたのか。涼子はその時、がく然とした。





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