嘘つきヴァンパイア様
何をされるのだろうか。どのように触られるのだろう。あの映像のように求められたら、どうすればいいんだろう。
あれこれ、一人で考えれば呉羽は涼子を抱いたままベッドへと歩いて行く。
そして、そこにある白シーツが敷かれたふかふかのベッドに丁寧に涼子を降ろした。
学校で染めるのは禁じられていたため、真っ黒い髪が真っ白の枕に広がる。
「最後に…聞くけど、いいんだな」
「…うん…いいよ…」
その言葉を合図に、呉羽は涼子の上に馬乗りになった。ギシッとベッドが音をたてる。
「そう。久しぶりだから、一回じゃ、無理かも」
「だ…だめ…い、一回だけだよっ」
「うん。それは、俺が駄目」
シュルと呉羽の腰の帯を外し、胸元をはだけさせた。すこし、細いような筋肉質なバランスのいい体形。
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