嘘つきヴァンパイア様


「狙い撃ち、されましたか?私としては、早く世継ぎを望みます」



またもや、デリカシーのない台詞に呉羽は振り返り怒鳴った。


「するわけないだろ!その前に俺から離れられないくらいに調教してからだ!ギルドに奪われそうなら無理矢理にでもする!だから、その質問はやめろ!」


見るからに呉羽の顔には怒りがみえ、思わず口を閉ざしたユノに呉羽は顎で来た道を促す。



< 137 / 475 >

この作品をシェア

pagetop