嘘つきヴァンパイア様


「なに、身体かたくしてるんだ」

「え…あ、別に…」

「昨日、あんなことしたから、恥ずかしいんだ。以前はもっと凄いこと、してたって言っただろ」

「う…ん…」

頷くと、呉羽はそのまま羽交い締めをするように涼子を抱きしめた。


「大丈夫だよ。時期に慣れるから」

「うん…って、どこ触ってるの?」


素直に頷くと、呉羽の手はいつの間にか涼子の脚を撫でていた。



滑らかな指裁きで太ももの外側をなぞるようにされ、無意識に逃げると手が内腿に移動する。

「呉羽…だめ…まだ、朝だよ」

「朝じゃない…外は暗いから夜だ」

「うそ!レシィは月が黄色い時は朝だって、言ってたんだから!」



涼子の反抗に、呉羽は「レシィの奴、余計なことを」と、呟く。そして、微笑みながら服の隙間から起用に手をしのばせ、柔らかい膨らみに触れた。



.
< 149 / 475 >

この作品をシェア

pagetop