嘘つきヴァンパイア様
「なに、身体かたくしてるんだ」
「え…あ、別に…」
「昨日、あんなことしたから、恥ずかしいんだ。以前はもっと凄いこと、してたって言っただろ」
「う…ん…」
頷くと、呉羽はそのまま羽交い締めをするように涼子を抱きしめた。
「大丈夫だよ。時期に慣れるから」
「うん…って、どこ触ってるの?」
素直に頷くと、呉羽の手はいつの間にか涼子の脚を撫でていた。
滑らかな指裁きで太ももの外側をなぞるようにされ、無意識に逃げると手が内腿に移動する。
「呉羽…だめ…まだ、朝だよ」
「朝じゃない…外は暗いから夜だ」
「うそ!レシィは月が黄色い時は朝だって、言ってたんだから!」
涼子の反抗に、呉羽は「レシィの奴、余計なことを」と、呟く。そして、微笑みながら服の隙間から起用に手をしのばせ、柔らかい膨らみに触れた。
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