嘘つきヴァンパイア様
「楓…大丈夫?」
呆然と見つめる楓の顔を覗き混むように見るとコクリと頷く。
「うん…大丈夫。あ、助けてくれてありがとう。また、いつものアレ?」
「あ…うん…そんな感じ」
いつものアレ。それは先ほど激しい頭痛と共に感じある事のこと。生まれて物心ついたころから、突然頭痛がして脳内にある映像が記憶の欠片のように駆け巡る。
未来予知…と、言うのか…それは、ふとした瞬間に頭の中に映像が飛び込んできて、それが現実になる。
・