嘘つきヴァンパイア様
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その後、門番のテュポンとドナに御礼をつげ、降りた階段を登り二階の渡り廊下を歩いていた。
変わらず、竜胆のランプがある。
今回もあの庭が見えた。低い位置からは見える庭はまた少し顔が違うようにみえた。
そして、長い渡り廊下を渡ると、数十メートルほどの大きな扉があり、片側のドアは開いている。
その中は、テュポンの言うとおり広間と言う名の中央ホールがあった。
扉は白と黒の一抹模様で縁には茨と薔薇が彫られている。
涼子の手では掴めほどの取っ手で扉の左右には蝙蝠と天使の彫刻。
月光に照らせれ、天使が蝙蝠を追いかけているようにも見える。
(ちょっと…不気味…)
そう思い、扉を潜り中央ホールにはいると、とても広かった。
童話の話でお姫様がダンスパーティをするようなホール。数個の大きなシャンデリアが部屋を照らす。涼子がいた部屋より大きな窓。
そしてなによりも目を引かれたのは数段高い位置にある玉座。
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