嘘つきヴァンパイア様
数メートル歩いた所で、ふと、手に違和感を覚える。
(あれ、わたし…バックどこにやったんだろう)
肩から掛けていたバックがない。楓を助ける事に気をとられ慌てて投げてしまったのだった。
「やばっ、どこに投げたっけ」
携帯やレポートに財布。無くなったら親からは呆れられ、レポートを出せなくなり先生にキツく怒られてしまう。それだけは絶対にイヤだ。なにより、今日一日中頑張った意味がなくなる。
そう思い、投げたバックを探そうと周辺を見渡した時だった。
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