嘘つきヴァンパイア様



「なんか、テュポンとドナに似てるね。派手なのは違うけど」


そっと、レシィに耳打ちをするとレシィが言う。


「似ているのは、当たり前だでごさいまし。ルカはテュポンのドナの兄なのですから」


「え…えぇっ!?そうなの?」

慌てたように、涼子はレシィとルカを交互にみつめる。


それをみた、ルカは何かを察したのか腰に腕をあて大きく肯定した。


「そうだよ。あいつらと俺は兄弟なんだ。俺は兄弟としてこの本門をあいつらは屋敷の門を守ってる。ちなみに、俺もケルベロスの神だ」


「そ、そうなん、ですか…」


「あぁ」

「涼子様、ルカはこの門に結界をはり守る役目も兼ねてます。人間と同じで、力を持つものがあれば、それを妬む者がございまし。みなが呉羽様のやることを認めてはございませぬ。王に反感を持つ神からの守るためです」


(なるほど。そういうこともあるのか。それにしても、結界か…。みた感じは結界など、見えない。見えないものなのかもしれないけれど)




門を再び眺めれば、ルカはクスリと笑う。


< 191 / 475 >

この作品をシェア

pagetop