嘘つきヴァンパイア様
「なんか、テュポンとドナに似てるね。派手なのは違うけど」
そっと、レシィに耳打ちをするとレシィが言う。
「似ているのは、当たり前だでごさいまし。ルカはテュポンのドナの兄なのですから」
「え…えぇっ!?そうなの?」
慌てたように、涼子はレシィとルカを交互にみつめる。
それをみた、ルカは何かを察したのか腰に腕をあて大きく肯定した。
「そうだよ。あいつらと俺は兄弟なんだ。俺は兄弟としてこの本門をあいつらは屋敷の門を守ってる。ちなみに、俺もケルベロスの神だ」
「そ、そうなん、ですか…」
「あぁ」
「涼子様、ルカはこの門に結界をはり守る役目も兼ねてます。人間と同じで、力を持つものがあれば、それを妬む者がございまし。みなが呉羽様のやることを認めてはございませぬ。王に反感を持つ神からの守るためです」
(なるほど。そういうこともあるのか。それにしても、結界か…。みた感じは結界など、見えない。見えないものなのかもしれないけれど)
門を再び眺めれば、ルカはクスリと笑う。
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