嘘つきヴァンパイア様
別にそんな意味じゃない。と、言いたいところだが、微妙な空気を何とかしたく彼女はレシィにお茶を促した。
そそくさと屋敷に向かうレシィの背中を眺め、見えなくなったころ、涼子は庭の中央にある噴水に腰をかけた。
「…ふう」
息をはき、手をおくと夜空を見上げる。
しかし、涼子がルカとレシィの間に感じた違和感はなんだったんだろうか。
レシィが突然、駆け出したのはルカが関係すると、踏んでいた。女の勘と言うべきか、そんな感じだ。
(レシィは、ルカは恋人らしい神様ではないって言っていたしな。あんな、派手な神様、レシィが惚れるのかな?聞いたことはないけれど、レシィのタイプはあのような神様ではなく、もっと…こう…真面目で、知的と言うか。いや、ルカさんがバカに見えるわけじゃないけど…)
「…うーん……」
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