嘘つきヴァンパイア様


「…え?」


月に負けず劣らず美しいマロン色をした髪の毛。腰より長い髪の毛は細く風に靡くすがたは糸のように細い。


色白の肌に、柔らかく見えるたれ目。

唇の右下にはほくろがある。平安貴族のような紫がベースの和服。


そしてなにより何処か、誰かに似ている男の神様。

(だ…だれ?)


その神は疑問を浮かべる涼子を見つめ、美しいブラウンの瞳を細め小さく笑った。


「あ、すまないね。美しい華が泣いていたから、つい、みとれてしまったよ」

「………は?」


サラッとなにをいうのだろうか。






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