嘘つきヴァンパイア様


「わかったよ。涼子、どうせだから紹介する。この神はギルド。俺の兄だ」

「え……?」

(呉羽の、お兄さん……だったの?)

「どうも。今更だけど、こんにちは、花嫁ちゃん」

「あ…は、はい。は、はじめまして。涼子です……」


呉羽に兄がいるなど彼女は知らなかった。紹介すると言うことは、呉羽も言うのは初めてなのだろうと、涼子は思った。


誰かに似ていると思ったのは呉羽だったのか。それも、そのはずだ。兄弟なのだから。


(けど…顔は似ているけれど、髪の色は全く似ていない)

呉羽の髪は真っ黒。ギルドはマロン色だ。たぶん、母親似か父親に似たのだろう。


そのようなことを思い、呉羽の兄のギルドと初めての対面を果たした。だが、これが、ある事件のきっかけになるとは涼子は思いもしなかった。


その後、ギルドは呉羽に連れられ屋敷内にいき、涼子は涼子ですぐにレシィが来て、勉強を再開させた。

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