嘘つきヴァンパイア様



***




「じゃあ、アルフレートの隊は中央広場付近の第一ブロック。お前らは下界方面の第二ブロック。そして、ユノの隊は第三と第四を頼む」


涼子と別れた呉羽は、ユノと家来達と共に、城下に来ていた。


城下とは、屋敷に使えない神が住む場所のこと。

レンガで作られた家。そこからは光がもれ、影も見える。


夜だからなのか、外には呉羽達以外の神は全くいない。


その少し不気味な外観や雰囲気は、日本でいう、明治初期。


外国で表すのなら、中世よりのロンドンのようだ。


そんな城下の中心の広場で、呉羽の前には沢山の家来達が膝をつき、頭を下げている。


凛々しい表情で淡々と命をくだす姿は、まさに王にふさわしい姿だ。




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