嘘つきヴァンパイア様


もともと、神の存在を知られぬようにすること、嫌いな神様が人間に手を出さないために作られた掟だ。



来た当初、そのような話は聞いたが、みないい神様だったため、話を持ち出されないかぎり忘れてしまう。


その人間嫌いの神様も人間に手を出し冥界に落とされた。

呉羽はその神様も更正させたらしい。


完全に人間に対しての思いを完全に消せたわけではないが、手を出したことは反省していると。




彼らの話をただただ、無言で涼子は聞き続けた。あきることはなかった。聞くたびに呉羽は凄いと思い、胸が温かくなった。




そのような話が続き、紅色の月がオレンジ色にかわりはじめた。その頃涼子は一人で輪をはなれ、近くにある池に座り込みながら黄昏ていた。




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