嘘つきヴァンパイア様
その言葉は冷たくて、悲しい。
けれど、涼子は呉羽とは逆にクスリと笑い彼を見上げる。
「呉羽の……嘘つき。彼らや、レシィにいった言葉は呉羽の本心でしょ?王としてじゃなくて。その場にいたわけじゃないけど、そう思う」
「なんだよ、それ。どうして、そう思う」
「そんなの分かるよ。皆の心に響いてるんだもん。もしかして、照れ隠ししてるの?バレバレだよ?女の勘は鋭いんだから。それに、呉羽は優しいから、王してって、だけでいうわけがない。絶対に」
それは、涼子は自信を持っていえた。だが、呉羽は涼子から視線を反らし、肩で息をはく。
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