嘘つきヴァンパイア様


天界の文字がズラリと並べられていて一文字一文字読み解いていく。


神と間(人間)が別々に歩み、数百年が経過した。

そしてその長い時間も神は間に疎まれ差別が続いていた。彼らの姿を見れば軽蔑し避ける。


最悪の場合、怪我をすることもあった。だが、神はどのようなことを間にされようとも反撃することはない。


それは、数百年前に決められた約束があったからだ。その約束とは『神は間を傷付けないこと』。



彼らを引きつれ隔離した世界で生きていくことを決めた際、彼の頂点に君臨した先導者であり、この世に特殊な力をもち生まれた最初の子が決めたルールだったのだ。


「確か、その男の名前は……シャカ……って言うんだよね」


以前、それはレシィから習ったので覚えていた。


そして、その掟は硬かった。破ったものは20日間もの間、地下に閉じ込められ太陽の明るい光を受けることが出来なかった。


(そうか……このことが今の冥界と関係しているんだね…)


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