嘘つきヴァンパイア様
今日は夕食を食べて終わりだろう。座っていたせいで、身体は痛い。お風呂につかって休もう。
嬉しいことに冥界のお風呂は結構気に入っている。拾い露天風呂のようで好きなのだ。
しかし、そんなことより、この花をどこに隠そうか涼子は悩む。部屋は広いが、呉羽の目に届かない場所となると難しい。
頭を悩ませながら、部屋に続く階段を登り、渡り廊下を進む。
そして、曲がり角を曲がろうとした瞬間だった。
「しかし、まぁ。呉羽様は頭がいいよな。俺は心から尊敬するわ」
「それは俺も同感だ。今回の任務、呉羽様が迅速に動いてくれなかったら、俺たちはこの世にいなかったぞ」
その角から、二つの影と何やら呉羽についての話す声が聞こえた。
どうやら大事な任務の話しのようだ。
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