嘘つきヴァンパイア様
そんな涼子を無視しギルドは他愛のない話ばかり。趣味や好きなもの、幼きころの話しなど。
(本当に、何を考えているの?ギルド様は。呉羽以上に何がしたいのかわからない)
そして、またどのくらい時間が経過したのだろう。
座っていることが苦痛になり始めたころ、ギルドはカップをテーブルにおき、頬杖をつきながら涼子をみた。
「どうしたんだい?全然口にしてないね。僕の話はつまらないかな?それとも、口に合わないかな」
「え?あ、いえ……」
(まさか、何がはいっているか分からないから、なんて言えない)
「その反応からすると、警戒しているね?大丈夫。何も入れてないから。それに、仮に何かを盛ったら、僕は罪を犯してしまう。それは勘弁したいから。なんて、きみを誘拐した時点で犯しているけど」
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