嘘つきヴァンパイア様
『ケイト…もう、やめて…こんな事をしても…何も変わらないわ。また、苦しみから憎しみがうまれ…私達は同じ過ちを繰り返してしまう』
『だが、おまえを…このような目に合わせて人間が…私は許せない!』
『私は平気よ。ケイトが傍にいるんだもの…それだけで。いいの』
『…カトレア…』
『だから、そんな顔はしないで。私は人間が大好きなの。だから、私はあのような事をされても恨んではいないわ?私が、いけなかったの…もっと、気を付けていればよかった。それだけよ?』
『…どうして、そのような事を言えるんだ。きみは優しすぎる…その優しさを利用され、こんな事になってしまった…許せない…絶対に』
『ケイト…』
抱きしめていたカトレアの身体を離すと、ケイトは荒々しくその場からいなくなってしまった。その背中を見つめると、なにかに気づいたかのように振り向いた。
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