嘘つきヴァンパイア様
「それにしても…少しやつれたみたいだ」
「……」
「面倒な女だな…そろそろ熟してきたかと思って来たが…やつれては計画が実行できない。そうなる前に、やっておくか」
ガチャ、ガチャと、牢獄の鍵をあける音が聞こえた。
振り向くと、錠を投げすて呉羽が中に入ってくる。涼子を真っ直ぐに見つめ手を伸ばせば繋がれた枷の鎖を持つ。
「…え」
「ほら、こっちだ」
「…あ」
力強く引かれると、バランスを崩しそのまま地面に倒れ込む。
それを気にもしないようすで涼子の身体を引きずり、柵に押し付け鎖を牢獄の柵に結びつけた。
「え…あ、あの…呉羽?」
「俺も目的の一つはこれだ」
柵に手をかけ、涼子の背後から覆いかぶさる。
「…な…なん、の…こと…?」
「わからないのか?何度もしてきただろ?」
「…っ」
呉羽の手が、涼子の脚にふれ、服をたくし上げた。
「俺の第一の目的はお前を嫁に迎えて子供を産ませることだ。カトレアの生まれ変わりである…お前の血と王としての俺の血の子供が必要なんだ」
「あの…い、いやっ」
「なにが、いやだよ。いつも、縋っていたくせに」
「ま、待って…くれ…うっ」
事は早かった。いつも優しくしてくれた行為とは違い、とても乱暴。
熱い鉛が涼子の身体をむしばみ、痛さと苦痛と快感に身体は素直に反応する。
「い…や…ま、って…」
一つに重なった身体が奥の奥まで重なり、何回も戦慄を繰り返されどうかなるかと思った。やつれた身体は正直で、力絶えずに崩れそうになっても呉羽はそれを許さない。
涼子の腕を掴み、荒々しく行う行為に彼女抵抗する気力さえなく、ただ、受け入れていた。
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