ハレゾラ
私をベッドに寝かすと、彼はテキパキと動き出す。
ヤカンを火にかけてからバスルームに向かい、浴槽にお湯を溜めはじめ部屋に戻
ってくると、私の荷物が入った鞄を探りだした。


「ねぇ、何してるの?」

「咲さん、パジャマに着替えないといけないでしょ。探してるんだけど見当たら
 ないんだよね」


あっ……。


「パ、パジャマ持ってきてない……」

「何で?」

「何で?って……。着ることないかなぁ~なんて思ったから」


ははっ……ははははっ……。
まさか、こんな状況になるなんて思っても見なかったからね。


「咲さんエロいね。やっぱり変態チック!!」

「もうっ!! 言わないでよ……」

「でも、やっぱり大好きっ!!」


子犬みたいに駆け寄ってきて、またもや熱がある私を抱きしめチュッと音を立て
てキスをした。
なんか今日のキスはヤバい。ドキドキし過ぎて、病状が悪化しそうなんですけ
ど……。

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