ハレゾラ
彼は満足気な顔をして唇を離すと、何かを考えだした。
どうしたっていうんだろう……。


「咲さん熱高いし、今日はお風呂やめておいた方がいいよね。熱いタオルで身体
 だけ拭く?」


医務室で寝てた時も、車の中で毛布にくるまってた時も、思った以上に汗をかい
ていた。お風呂は無理でも、身体だけはさっぱりしたい気分だ。


「うん。そうしようかな」

「じゃあ服脱いでおいて。僕が拭いてあげる」

「えぇっ!? それは無理無理」

「だよね。僕も無理。咲さんの裸見ちゃったら、たぶん止まらなくなっちゃうか
 らさ」

「止まらなくなるって……」


でもそうだよね。折角のクリスマスイブなのに……。
 
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