キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
その後―――…
陣の病室にいると佐和先輩やタツやヤンキーたちが入ってきた。
「陣さん!お怪我は…!!」
「別に大したことねぇよ。お前らこそ大変だったみたいだな」
「いえ、自分は陣さんのためならいくらでも体張れるんで…」
タツたちはなんとか警察から逃げきったらしい。
6台のベッドが並ぶ広い病室は一気にヤンキーで溢れかえる。
「で、陣をこんな目に遇わせたヤツだけど」
「ああ」
「タツの舎弟が見付け出して連れてきてくれたよ」
佐和先輩が手で合図をすると病室に新たに数人のヤンキーが入ってくる。
その中心には逃げられないよう腕を背中で捕まれた慎ちゃんがいた。
「し…慎ちゃん…」
あたしは思わず声を漏らす。
慎ちゃんはグレーのパーカーを深くかぶっていてその顔は試合後のボクサーのように腫れ上がっていた。
陣の病室にいると佐和先輩やタツやヤンキーたちが入ってきた。
「陣さん!お怪我は…!!」
「別に大したことねぇよ。お前らこそ大変だったみたいだな」
「いえ、自分は陣さんのためならいくらでも体張れるんで…」
タツたちはなんとか警察から逃げきったらしい。
6台のベッドが並ぶ広い病室は一気にヤンキーで溢れかえる。
「で、陣をこんな目に遇わせたヤツだけど」
「ああ」
「タツの舎弟が見付け出して連れてきてくれたよ」
佐和先輩が手で合図をすると病室に新たに数人のヤンキーが入ってくる。
その中心には逃げられないよう腕を背中で捕まれた慎ちゃんがいた。
「し…慎ちゃん…」
あたしは思わず声を漏らす。
慎ちゃんはグレーのパーカーを深くかぶっていてその顔は試合後のボクサーのように腫れ上がっていた。