キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「………は?なんだこれ」
俺は思わず間抜けな声を出す。
隣で読んだ佐和も少し驚いたような顔をしていた。
女はビクビクしながらも真剣な顔をする。
「あたしっ昨夜いろいろ考えたんです…それでやっぱり守くんには誰か寂しさを埋めてあげる人が必要だって…」
「…………」
「他人のあたしが人様の家庭問題に首を突っ込むなって感じですけど…でもやっぱり…!」
「いや待て。俺が言ってんのはソコじゃねぇから」
「…………へ?」
ポカンとする女に俺は眉間にシワを寄せる。
「誰が願いを2こも3こも言えっつったよ」
「え…?」
「2こめと3こめの意味もわかんねぇ。お前は俺の親か?アドレスってナンパかよ…」
「!!」
俺の言葉に女は顔を真っ赤にする。