キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「ちちち…違います!違います!だってあたし彼氏いますもん!大学生のカッコいい彼氏が!」



「あぁ?」



「ただ守くん携帯持ってないから連絡手段が普段からなくて…緊急用にお兄さんのアドレスを知れたらなぁって…」



「…………」



「あとあとっ…授業に出て欲しいのはずっと守くんが言ってて!お兄ちゃんが卒業出来るか心配だって…だからあの…」



「…………」



「それに…!お願い事と言えば叶う数は3つまでってお決まりじゃないですか!だからあたし…勝手に思い込んでて…
はあぁぁ、すみません…///」





最後に女は赤い顔を両手で隠しながらシュンとした。






一方、俺は怒りも通り越して呆気にとられていた。



な、なんだ…コイツ。


さんざん怯えた態度を取るクセに、言ってる内容は異常なほど厚かましい。


だいたいこの俺様に3つも命令とか…ふざけ過ぎだろ。



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