キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
――――――――――…
――――…
中庭のベンチに座っていると、タツが菓子パンとパックジュースを持って爽やかに走ってくる。
「お待たせしてすんません。イチゴジャムのパンとか食えますか?」
まるで彼氏と彼女のようなシチュエーションにあたしの顔がひきつる。
「は、はい…大丈夫…あの、お金は…」
「貴重なランチタイムをお借りするんすから当然自分が奢らせてもらいます」
「…………」
断ることも恐ろしくてあたしが菓子パンとパックジュースを受け取ると、タツは笑顔を見せた。
「!!?」
あのタツが……笑ってる…!
この菓子パンは、これからリンチされる前の最後の晩餐なんだろうか…。
あたしは手元のパンを見つめて最悪の予想をする。
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中庭のベンチに座っていると、タツが菓子パンとパックジュースを持って爽やかに走ってくる。
「お待たせしてすんません。イチゴジャムのパンとか食えますか?」
まるで彼氏と彼女のようなシチュエーションにあたしの顔がひきつる。
「は、はい…大丈夫…あの、お金は…」
「貴重なランチタイムをお借りするんすから当然自分が奢らせてもらいます」
「…………」
断ることも恐ろしくてあたしが菓子パンとパックジュースを受け取ると、タツは笑顔を見せた。
「!!?」
あのタツが……笑ってる…!
この菓子パンは、これからリンチされる前の最後の晩餐なんだろうか…。
あたしは手元のパンを見つめて最悪の予想をする。