私の片想い事情 【完】
「何?」
「瀧川は大丈夫でしたか?」
ドキ―――――ン!!
かまえてないところに思わぬところから変化球が投げられ、私の心拍数が一気に上がる。
「何か変なことしませんでした?」
心臓がドックンと鳴った。
こ、この子は私を殺す気かっ!?
心臓がバックンバックン言う。
「へ、変なことって?」
私は声が裏返らないよう冷静に聞く。
「瀧川は真面目に指導していました?クラスの間に変なことしなかったかな、と思って」
あぁ、そっち?
ってどっちのことよっ!!