私の片想い事情 【完】
もう、どうしたらいいんだろう。
こんな経験したことがないからどう対応していいかわからない。
サラッと流せばいいのよね、サラっと。
廊下でブツブツ呟きながら考え込んでいると、急に瀧川君のキレイな顔が目の前に近づいてきた。
「みなみさん積極的だなぁ。昨日の続きして欲しいの?」
ハッと気づけば、私は瀧川君の手を掴んだままで-----
私はパッとその手を放して壁に張り付くように距離を取った。
瀧川君はクスクス笑いながらその距離を詰めてくる。
「自分から手握っておいてそんな逃げないでよ」
「べ、別に握ってなんか」
手を引いただけじゃない、そう言いたかったけど、もう顔を上げるのも嫌だった。