私の片想い事情 【完】
結局、私は瀧川君と居酒屋に行き、不機嫌なまま一緒にご飯を食べた。
あまりアルコールに強くない私だけど、今日はどうしても飲みたい気分で、大好きな串焼きと一緒に生ビールをガンガン飲んでしまった。
瀧川君は、からかうこともなく普通に私に付き合ってくれて、何を言ったか覚えてないけれど、ずっと私の話を聞いていてくれていた。
そして、只今、ふらふらになって歩けるような状態じゃない私は、公園のベンチで瀧川君に介抱されている状態。
あぁ、すごく自己嫌悪。
「ほら、みなみさん、お水」
「あ、ありがと……」
瀧川君は近くの自販機でミネラルウォーターを買ってきてくれた。
ボトルを頬にあてると、ひんやりとして気持ちがいい。
連日続く猛暑は夜も健在で、Tシャツにショートパンツという涼しい恰好をしていても、じっとりと汗ばむ。
そのままボトルを首筋や腕、太ももにあて、その感触に、ふぅと溜息が漏れる。
「みなみさん、水飲んで」
何だか瀧川君がちょっと苛ついたようにボトルを私から取り上げ、キャップを開ける。
そうだよね、酔っ払いの相手させられたあげくに送ってくれてるんだもん。
私は、ボトルをもらい、素直に一口水を飲む。
あぁ、乾いた喉にすうっと浸透していくようで、気持ちいい。