私の片想い事情 【完】
「隼人、ゴーグルはいつでも買えるけど、その大会用のファイルは大事なんだからしっかりしてちょうだい!」
「でもみなみが見つけてくれたじゃん?」
「そういうことじゃなくて……」
呆れて言葉を失う私の横でクスっと笑う声がした。
「何だかみなみさんってホント西崎さんの世話女房みたいだなぁ」
「は、はぁ?」
何を突然言い出すのよっ!
コイツまた地雷を踏む気か!?と私はジロっと瀧川君を睨んだ。
隼人はというと、気にした様子でもなく―――
「そうだな。俺みなみいないとなんにもできないもん」
その言葉に、また私の心臓がドキンと跳ねた。