理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
御手洗いから戻った葉子さんが…
「すっかり仲良うなって…
なんや楽しいお話しでも、あったん?」
作り物の笑顔を向け合う私達を誤解しているようで、ニコニコしながら席へ戻る。
「あったでぇ。
彩さんな、逸晴のコト何も知らん言うて、気にしてはんねん。
『逸晴さんの漢字すら、パンフレットで知りました』
なんて言うてな…
乙女心いうやつやんな?」
おどけた口調で、優しい笑顔を葉子さんへと向けるその姿からは、あの厳しい姿は想像もつかないほど…
すっかり元の、陽気な秀晴さんに戻っていた。
「えぇ!?そうなん?
…まさか、
『年齢も誕生日もまだ知らん』
とまでは、言わへんわよね?」
目を丸くする葉子さんに、
「その『まさか』です」
と答えると…
益々、目をまん丸にして…
「…やだ。
なんや…えっち」
はにかみながら俯く葉子さんに、
「あー、葉ちゃん、めっちゃ可愛ええ!!」
横から抱きしめる秀晴さん。
恥ずかしさで俯いた私なんて、目に入らない様子でのイチャつきっぷりに…
目線を上げることが出来ずにいると…
「また始まった…」
戻ってきたイッセイが、あきれ声で腰を下ろす。
「逸晴、お前いくつになった?」
葉子さんを抱きしめたまま、秀晴さんが尋ねると…
「何やねん急に。
兄貴の2つ下やから、31やろ」
ぶっきらぼうに答えるイッセイに、今度は葉子さんが続ける。
「ほんなら、誕生日はいつやったかしら?」
「葉子さんまで…
6月2日です」
訝しげなイッセイをよそに、葉子さんはニコニコしながら…
「彩ちゃん、良かったわね。
これで二つはクリアーやわ」
と言うから、私は苦笑いしながら…
「ありがとうございます」
お礼を言った。
「すっかり仲良うなって…
なんや楽しいお話しでも、あったん?」
作り物の笑顔を向け合う私達を誤解しているようで、ニコニコしながら席へ戻る。
「あったでぇ。
彩さんな、逸晴のコト何も知らん言うて、気にしてはんねん。
『逸晴さんの漢字すら、パンフレットで知りました』
なんて言うてな…
乙女心いうやつやんな?」
おどけた口調で、優しい笑顔を葉子さんへと向けるその姿からは、あの厳しい姿は想像もつかないほど…
すっかり元の、陽気な秀晴さんに戻っていた。
「えぇ!?そうなん?
…まさか、
『年齢も誕生日もまだ知らん』
とまでは、言わへんわよね?」
目を丸くする葉子さんに、
「その『まさか』です」
と答えると…
益々、目をまん丸にして…
「…やだ。
なんや…えっち」
はにかみながら俯く葉子さんに、
「あー、葉ちゃん、めっちゃ可愛ええ!!」
横から抱きしめる秀晴さん。
恥ずかしさで俯いた私なんて、目に入らない様子でのイチャつきっぷりに…
目線を上げることが出来ずにいると…
「また始まった…」
戻ってきたイッセイが、あきれ声で腰を下ろす。
「逸晴、お前いくつになった?」
葉子さんを抱きしめたまま、秀晴さんが尋ねると…
「何やねん急に。
兄貴の2つ下やから、31やろ」
ぶっきらぼうに答えるイッセイに、今度は葉子さんが続ける。
「ほんなら、誕生日はいつやったかしら?」
「葉子さんまで…
6月2日です」
訝しげなイッセイをよそに、葉子さんはニコニコしながら…
「彩ちゃん、良かったわね。
これで二つはクリアーやわ」
と言うから、私は苦笑いしながら…
「ありがとうございます」
お礼を言った。