理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
…なんだかまるで、嵐が過ぎ去ったみたい。
ふふっと笑いながら、立ち上がろうとすると…
膝丈のオレンジ色のシフォンワンピースの裾が、15cmはズレ上がっていて、目を見開く。
「み、身支度って、こういうこと!?」
お兄さんにも見られたなんて、恥ずかしい!!
慌てて立ち上がって、裾を直す。
ついでに洗面台を覗くと…
ファンデーションはヨレヨレ、リップグロスは唇の輪郭をはみ出し…
髪の毛を留めていたピンも、だらしなく毛先に絡みついているだけ…
という、大惨事。
「ヤダもう。
なにコレ!?」
急いで髪をセットし直し、メイクを直す。
それにしても、『ホレろ…』だなんて、凄い自信。
役者って、皆ああなのかな?
『顔がよくて連れて歩くのに丁度いい』
と、自分のコトを話していた洋介を思い出す。
!!!!!っ私!!!!
…私ってば、何してるんだろう。
一昨日、失恋して、昨日サヨナラメールしたばっかりなのに…
今日はもう…
初対面の男の人とキスしたなんて。
ブルブルと顔を横に振り…
『違う、私はそんなに軽い女じゃないはずよ!』
そう思うのに…
…ああ、アレだ!
あの瞳がいけないんだ。
まるで吸い寄せられるように、目が逸らせなくなって…
見つめられると、甘い熱で体が痺れて、流されちゃう。
…あれはきっと、伝統芸能の家に伝わる、由緒ある魔術か何かに違いない!!
そう思いつく頃には、お化粧直しも終わり、楽屋を出ようと立ち上がった。
ふふっと笑いながら、立ち上がろうとすると…
膝丈のオレンジ色のシフォンワンピースの裾が、15cmはズレ上がっていて、目を見開く。
「み、身支度って、こういうこと!?」
お兄さんにも見られたなんて、恥ずかしい!!
慌てて立ち上がって、裾を直す。
ついでに洗面台を覗くと…
ファンデーションはヨレヨレ、リップグロスは唇の輪郭をはみ出し…
髪の毛を留めていたピンも、だらしなく毛先に絡みついているだけ…
という、大惨事。
「ヤダもう。
なにコレ!?」
急いで髪をセットし直し、メイクを直す。
それにしても、『ホレろ…』だなんて、凄い自信。
役者って、皆ああなのかな?
『顔がよくて連れて歩くのに丁度いい』
と、自分のコトを話していた洋介を思い出す。
!!!!!っ私!!!!
…私ってば、何してるんだろう。
一昨日、失恋して、昨日サヨナラメールしたばっかりなのに…
今日はもう…
初対面の男の人とキスしたなんて。
ブルブルと顔を横に振り…
『違う、私はそんなに軽い女じゃないはずよ!』
そう思うのに…
…ああ、アレだ!
あの瞳がいけないんだ。
まるで吸い寄せられるように、目が逸らせなくなって…
見つめられると、甘い熱で体が痺れて、流されちゃう。
…あれはきっと、伝統芸能の家に伝わる、由緒ある魔術か何かに違いない!!
そう思いつく頃には、お化粧直しも終わり、楽屋を出ようと立ち上がった。