理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
2時間の舞台は、あっという間で…
何の予備知識の無い私でも、3つの演目全てに笑うコトが出来た。
誰も傷つけない、誰のことも貶めない、品の良い笑いは、落語の舞台版みたいな印象を受けた。
人間国宝の笹森正重さんは、舞台に姿を見せただけで、場の空気が変わり、可愛らしい所作に、ついクスリと笑いが漏れてしまう。
そして、私に「ホレろ」と言ったイッセイが舞台に立つと…
まるで青空が広がったかの様な、爽やかさが広まった。
幸せそうに笑う姿に、ほんわかと温かい気持ちになり…
キリリと凛々しい姿に、胸が高鳴り…
舞台上から、じっと私を見つめる視線に、体が熱くなった。
20時半過ぎに終わった舞台。
会場を出ると、入場時と同じように、紋付き袴姿の男性達が…
お見送りやら、サインやら、写真やら、忙しそうに、でも笑顔を絶やすことなく応対していた。
階段を1段ずつ降りると…
白いシャツに、黒いジャケット姿の、イッセイを見つける。
横を駆け抜ける若い女性達が
「キャー、逸晴さんの洋服姿よ。レア!レア!」
「写メお願いしよ!」
と、騒ぐ声を聞きながら…
『人気があるんだなぁ』
なんて思う。
騒ぎ声に反応して、顔を上げてくれたおかげで、イッセイが私に気づいてくれる。
私の目をジッと見つめ…
『後で』
と、一瞬だけ唇が動き、目線が外された。
ドクン。
大きく胸が鳴る音がした。
何事も無かったかのように笑顔を振りまく、彼の横を抜け、扉をくぐる。
タクシーに乗り込み、ホテルに戻る車中も…
胸の高鳴りが落ち着くことは無かった。
何の予備知識の無い私でも、3つの演目全てに笑うコトが出来た。
誰も傷つけない、誰のことも貶めない、品の良い笑いは、落語の舞台版みたいな印象を受けた。
人間国宝の笹森正重さんは、舞台に姿を見せただけで、場の空気が変わり、可愛らしい所作に、ついクスリと笑いが漏れてしまう。
そして、私に「ホレろ」と言ったイッセイが舞台に立つと…
まるで青空が広がったかの様な、爽やかさが広まった。
幸せそうに笑う姿に、ほんわかと温かい気持ちになり…
キリリと凛々しい姿に、胸が高鳴り…
舞台上から、じっと私を見つめる視線に、体が熱くなった。
20時半過ぎに終わった舞台。
会場を出ると、入場時と同じように、紋付き袴姿の男性達が…
お見送りやら、サインやら、写真やら、忙しそうに、でも笑顔を絶やすことなく応対していた。
階段を1段ずつ降りると…
白いシャツに、黒いジャケット姿の、イッセイを見つける。
横を駆け抜ける若い女性達が
「キャー、逸晴さんの洋服姿よ。レア!レア!」
「写メお願いしよ!」
と、騒ぐ声を聞きながら…
『人気があるんだなぁ』
なんて思う。
騒ぎ声に反応して、顔を上げてくれたおかげで、イッセイが私に気づいてくれる。
私の目をジッと見つめ…
『後で』
と、一瞬だけ唇が動き、目線が外された。
ドクン。
大きく胸が鳴る音がした。
何事も無かったかのように笑顔を振りまく、彼の横を抜け、扉をくぐる。
タクシーに乗り込み、ホテルに戻る車中も…
胸の高鳴りが落ち着くことは無かった。