理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
背後から首筋に寄せられた唇は…

チロチロと舌先で撫でながら…

じっくりと獲物を探すように、這い回り…

うなじを滑り、反対の首筋を抜け、鎖骨にたどり着いた。


甘い刺激に、熱を含んだ吐息を漏らしながら…

顔を上げて『もっと』をアピールする。


その上げた顔を追う様に、舌先が首筋を駆け上がり…

顎先に1つキスをして…

『やっと見つけた』と言わんばかりに、噛みつくような激しさで重なる唇。


イッセイの上下唇に割り込むように、存在をアピールする舌先が…

私の唇を軽く舐め上げて、テイスティングする。


合格したのか、唇を繰り返し甘噛みしながら…

少しずつ舌先が侵入してくる。


歯列をなぞり、少しずつ開かれる隙間から…


私の舌先を誘い、誘惑する。


何度も何度も、顔の向きを変えながら、より深く私の口腔を探り…

絡み合う水音と、漏れ出す吐息が、二人を高ぶらせるBGMとなっていた…



不意に、イッセイが私を抱き上げ、ベッドへと進む。


「待って。
シャワーを…」

「要らん。
もうこれ以上、待たれへん。

…俺から逃げんといて?」

じっと見つめてくるイッセイの瞳から…

逃げるコトなんて出来ない。


『BARに行く前に、シャワーを浴びておいて良かったぁ』

なんて、頭の隅で考えながら…

再び降り出した、キスの雨に撃たれていた。
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