中指斬残、捌断ち儀
(二)
時系列が戻って申し訳ないけど、僕が伯母さんの家に初めて行ったときの話をします。
2001年の3月……は言ったか。
東北にある伯母さんの家は、3月でもまだ雪が降るような場所にあった。
ずいぶんと白く、冷たく、さらさらして見えたのは、家の場所がずいぶんと片田舎中の村外れみたいなところにあったせいだと思う。
道路はあっても、車はまったく通らない山間。木々が生い茂り、360度自然占領地みたいなそんな場所。
裸になった枝に雪が積もり、今にも枝が折れそうだと僕は見ていた。
黄色い帽子と黄色いリュックのもといた幼稚園のスタイルで、僕は伯母さんの隣を――いいや、二歩ほど下がった位置でついていった。