中指斬残、捌断ち儀
「だから、私はこれからもお前を見守るし、肝心な時には助けたいとも思うから……、お前は、もっと頼っていいんだぞ」
「五十鈴さん……」
「なにそれ、告白かよっ。旦那さまの前で他の男に告白って、どんだけ神経図太いんだ、奥さまはー」
「お前は本当に邪魔なことしかしないなっ。だから友達ができないんだっ」
「まだ言うのかよっ。というか、奥さまだって友達いねーじゃん!んな奇抜な格好で人を寄せ付けねえんだしぃ」
「これはあくまでも、生きた人間に声をかけられないためだ。同族ならば友達ぐらいいるっ」
「嘘つくなって。見栄っ張りな部分も大目に見てやっから、ほんとのこと言ってみー」
「人をお前のものさしで図るな!見ろ、私のケータイのアドレス帳には十人の名前が登録されているぞ!」