中指斬残、捌断ち儀
変な顔はいつものことの藤馬さんがニヒルに笑う。
オススメしない方法――つまりは、僕が歴史を知ることに関しての方法に変わりないのだけど。
「わざとらしい言い方だな。いったいなんだ?」
「シシッ、歴史に詳しいっつーか、生き字引ならいんだよ。長生きしかできねえ奴から直接聞けば、何かしらの答えは返ってくるんじゃねえの?」
生き字引で長生きと来たので、僕の頭には仙人みたいな老人が連想された。
年の功というやつか。歴史のことは、長生きしている経験者に聞けとは理にかなっている。
どこが『オススメしない』ってなるんだろう。
「お前にそんな知り合いがいたのか?」
五十鈴さんはそちらが意外だったらしく聞けば。