中指斬残、捌断ち儀


卑屈に、卑下し、ネガティブで。

自分をおざなりに、自身をないがしろに、己を無視して。

他人に気を使い、常に遠慮し、迷惑を考慮し。

悪いと思い、お礼返しを考え、できないことに悲観して。


優しくされることに手放しで喜べても、優しくしてくれた人たちの苦労を考える。


いくら『苦労なんかない』と言われても、『好きでしている』と答えられても、『礼など要らない』と返されても。


“ゴミ拾い”なんかをさせてしまっている――


『何もかもがてめえのせいだ。あいつらがてめえに優しくしたがるのも、てめえがてめえに悩まされてんのも、てめえの性格が悪いから。

率直で分かりやすいだろ?誰を責めるかも、何が悪いかも明白。ただもう、治りはしねえよ。言ったろ?出来上がっているって。

こうなりゃあ、後は新たなパーツ組み込むしかねえが、あいつらのやり方じゃ変わんねえよな、だってずっと同じだもんよぅ。

いたちごっこにメビウスの輪。家族絆大切なものだとかで美談飾ろうが、根本的には変わらねえ。


だってまーだ、“僕のせい”が続いてるからなぁ』


< 765 / 1,127 >

この作品をシェア

pagetop